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東北デベロッパーズコミュニティ設立総会レポート

2008年2月27日(金)、宮城県仙台市の駅前AERビル5階仙台市情報産業プラザにて、東北デベロッパーズコミュニティ(略称:TDC)設立総会が開催されました。その時の模様をお伝えいたします。(リポーター:宗形)

受付

 開催時間が迫ると、続々と参加者の方々がいらっしゃいました。

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東北デベロッパーズコミュニティ設立趣旨説明

いよいよ、設立総会の開始です。司会は片平堂の片平裕市さん。
はじめに、東北デベロッパーズコミュニティの事務局長であるフライトシステムコンサルティング和田克明さんよりごあいさつと設立趣旨の説明がありました。
東北の現場の技術者の皆さんが楽しく仕事をするために、さらにお互い交流ができるように、そして技術者どうし知識を共有できるように、生まれたコミュニティがTDC。円陣(Engine → Engineer)をイメージしたロゴの説明も。参加者が、主役です。まずはみなさん参加してみてください!
なお当日アンケート用紙で参加を募りましたが、こちらからも参加申込ができます。

TDC設立趣旨

基調講演:Googleの分散処理

稚内北星学園大学 丸山不二夫先生

基調講演は、稚内北星学園大学の丸山先生。講演前に、JJUGの紹介とコミュニティ活動についてのお話がありました。 JJUGの「Javaに閉じず、技術に閉じず、地域に閉じず」という3つのモットーの意味。皆が興味のある複数のコミュニティに所属し、コミュニティ同士の交流を盛んにしていくことが大事というお話でした。
講演はGoogleの分散処理について。Googleの分散処理の基礎となるGoogle File System、BigTable、MapReduceについて、そしてオープンソースでGoogleの分散処理を実装するプロジェクト GoogleCloneについて紹介いただきました。

丸山先生講演1 丸山先生講演2
「これが作った人の写真です。どういう人が作ったのか、顔を見たくなるんですよ」

講演:ITゼネコンをぶっつぶせ

電通国際情報サービス ひがやすをさん

「ITゼネコンをぶっつぶぜ」という、過激なタイトルを引っさげて登場した、Seasarプロジェクトのひがやすをさん。演題から離れ、ステージ中央から時折拳を握りしめつつ熱く語ります。3Kどころか7Kとまで言われているIT業界。技術者たちは「ITゼネコン」に苦労を強いられ、モチベーションを失っています。ボトムアップでこの状況を打破する方法として、ひがさんは「動く仕様書」「ホットデプロイ」「セル型生産」を提案されました。
これらを実現するテクノロジーとして、Seasar2のデモンストレーションをしていただきました。最後に「Seasarの勉強会などあれば、東北のどこでも来ます。遠慮せずにどんどん呼んでください」と、嬉しい言葉が。

ひがさん講演1 ひがさん講演2
「会場に来られた方で、自分はデベロッパーだと言う方は?…7,8割ですね。」

講演:サン・マイクロシステムズが語るJRubyの世界?NetBeans, GlassFish,JRuby on Rails 最新情報?

サン・マイクロシステムズ 片貝正紀さん

片貝さんはJRubyのTシャツを着ての登場です。3つのホットなオープンソース、NetBeans、GlassFish、JRubyの紹介でした。NetBeansのデモンストレーションでは「面白いでしょ?」と語りかけながらアプリに様々な機能を追加していきます。
最後にコミュニティ活動の紹介がありました。デベロッパーのコミュニティと言っても、コードを書くだけがすべてではなく、ドキュメント、テスト、ブログ、翻訳など、貢献できることはたくさんあります。ぜひ皆さん、コミュニティを楽しんでください!と呼びかけてくださいました。

片貝さん講演1 片貝さん講演2
「Javaのライブラリを使用してブログの内容を喋らせてみましょう…"Hello、仙台のみなさん!"」

講演:楽天の東北ビジネス戦略について

楽天株式会社 東北テックセンター 黒沼篤さん

自身も東北の山形県出身で、楽天株式会社東北テックセンターのセンター長である黒沼さんの講演です。楽天のビジネスと戦略、楽天のビジネス・サービスを支えるテクノロジー面について、そして昨年12月仙台に設置された楽天東北テックセンターの担う役割についてご紹介いただきました。東北テックセンターでは、フレキシブルな開発の他、新しいビジネルモデルを考え作り出すというミッションも与えられているそうです。今後、地域のデベロッパーの方々と連携して進めていきたいのでぜひ協力してください、という呼びかけがありました。

黒沼さん講演1 黒沼さん講演1
「東北から新しいものを生み出していきたいと考えています」

講演:地方発コミュニティの可能性とは

考える有限会社 三海隆宏さん

はるばる九州からいらっしゃいました、RBC長崎会長の三海隆宏さん。地方コミュニティの先輩として、経験とアドバイスを話していただきました。地方コミュニティでは人を大事にし、考え方や立場の違いを受容していく必要があります。多様な人とかかわることで起きる「化学変化」も醍醐味です。大事なことは、互いに感謝すること、そして自分のペースで「楽しむ」こと、というお話でした。
続いて九州のいくつかのコミュニティ代表者にもお話いただきました。デザイナーのコミュニティ福岡Webデザイナーズの金内和子さん、WebプロデューサーのコミュニティPDF代表の松前さん、Javaコミュニティ@九州の岸田哉生さん、RBC長崎の自称「円陣担当」峰松浩樹さん、それぞれに活動内容や参加の意義などをお話いただきました。岸田さんの「飲み会重要」発言では、会場に笑いが。
最後に、東北デベロッパーズコミュニティの成功を祈って、会場の希望者も交え円陣(人数が多いので並んだ変則円陣)を組みました。

三海さん講演 飲み会重要 九州の円陣

パネルディスカッション:東北からムーブメントを起そう

当初の予定より少々短くなってしまいましたが、講演者の皆さんに加え、経済産業省の夏目さん、サイエンティア荒井さん、Rails勉強会@東北の片平さんをパネリストに迎え、パネルディスカッションが行われました。
詳しい内容がこちらにありますので、ご覧ください。

パネルディスカッション

事務連絡

入会方法、今後の予定などがサイエンティアの小泉勝志郎さんより伝えられました。

円陣

先ほどは九州のコミュニティの皆さんが先導での円陣でしたが、今度は東北デベロッパーズコミュニティが組む、初めての円陣です。運営委員、そして会場の有志を募って円陣を組みます。サイエンティア小泉さんのかけ声が響きました。

円陣
「東北デベロッパーズコミュニティ盛り上げていこうぜ!」「オーッ!」

懇親会

懇親会の参加者はなんと80名!乾杯の後、にぎやかに宴会が始まりました。名刺交換してまわる人あり、講演者をがっちりつかまえてこの機会にと話込む人あり。途中で講演者の皆さん、RBC峰松さん、サイエンティア荒井さんに一言ずつライトニングトークをお願いしました。テーマは「東北のデベロッパーについてどのように感じましたか?」または「今日のカンファレンスの感想」で。楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、解散。ぜひ、また会いましょう!



リポーター:宗形 晶子(monya_kata : 自己紹介)
設立総会レポートおよびパネルディスカッションのコンテンツを担当しました。東北のデベロッパーを元気にするために自分のできることで貢献したいと思います。現在企画中なのが、東北のがんばるデベロッパーを訪問して紹介する連載インタビュー記事。皆さんの回りに「こんなすごい人をなぜみんな知らないんだ!」「この人の話は聞いておいたほうがいい!」という人はいませんか?ぜひスタッフまでお知らせください。自薦他薦を問いません。
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設立総会レポート-2008年2月27日